漢方薬について

エキス製剤(粉)のほか、煎じ薬(生薬)も健康保険でご利用いただけます。

  • エキス製剤とは……

 煎じた漢方薬を、インスタントコーヒーの要領で顆粒状にしたものです。なるべくお湯で溶かしてお飲みいただくのが良いと考えています。そのまま粉を内服していただくことも出来ます。基本的に一日に2~3回 食間や食前など空腹時に服用いただくことが良いですが、食後に服用されてもかまいません。

  • 煎じ薬とは…..

 エキス製剤でアレンジしかねる時になどには、煎じ薬も処方出来ます。煎じ薬は、各々の生薬(木の根や実など)を患者さんに合わせて配合し、ティーバッグ状にしてお渡しいたします。

患者さんには、麦茶を作る要領でヤカンや鍋で炊き出して内服して頂きます。(数分~40分程度)手間はかかりますが、体質や病状によって細かく配合出来ることがメリットです。自動の煎じ器もお買い求め頂くことが出来ます。

  • 西洋薬について

漢方治療よりも西洋医学が優先される場合もあります。必要があるときには西洋薬も使います。


Q .  漢方って何?

 病名ではなく身体の傾向に対して治療することが特徴です。暖める、冷ます、乾かす、巡らせる、補う、捨てるなど。何が足りないのか?何が邪魔をしているのか?を考え、ちょうどいいを目指します。

Q .  どうやって診断?

 生活や食事など歩んできた歴史を問診。姿、声、,脈、舌、腹、背中、ツボなど五感すべてで診察を行います。表を診て裏を知るわけです

Q .  治療は?

 身体の偏りを治すために、漢方薬・鍼灸・養生指導を行います。漢方エキスの粉末のほか、煎じ薬も用意しており患者様ごとの調合が出来ます。

Q .  どんな病気に効くの?

 「歳だから」「仕方がない」「こんなもんかな~」など、治療に満足できていないなら試してみるべき。手術が必要な急性病は別にして、柔軟に対応できるのが東洋医学のメリットです。僻地総合医や整形外科の経歴を生かし、西洋医学的にも診療します。